今回は革素材をデザインに取り込んだおしゃれなキーリング・キーホルダーをご紹介したいと思います。
使えば使うほどに自分色に馴染む、長らく付き合える味のあるアイテムをお探しの方はぜひ最後までご覧ください。
Contents
革の種類ってどんなものがある？
さて、一口に革素材といっても、いくつか種類があるのでまずはそれぞれ説明していきたいと思います。
カウレザー
まずはカウレザー、すなわち牛の革です。最も一般的なレザー素材と言っても過言ではないでしょう。
牛の革は全般的にカウレザーと呼びますが、そこから部位や時期等によってさらに細分化されます。
カーフ
カーフは聞いたことがある方は多いのではないでしょうか？
カーフとは生後6ヶ月未満の仔牛から採られた革を指します。きれいな状態のものが多く、多くは高級ブランドの素材として利用されます。
ステアハイド・カウハイド
続いてはステアハイドあるいはカウハイド。牛由来の革製品の素材としては最もオーソドックス。生まれてから2年以上経過した、食用のための牛から採れた革を指します。
ちなみにステアハイドは去勢された牛、カウハイドは出産経験のある雌の牛から採れた革を指します。前者は加工がしやすいので小物系、後者は面積が広いためアパレルなど比較的広範囲の革を要するアイテムに使用されます。
ブライドル
カウハイドを鞣し加工し、かつ蝋を染み込ませた強度の強い革。
キップ
生後半年〜2年未満の牛の革。年数がそこまで経過していないので、カーフと同じく表面の傷が少ないのが特徴。
ピッグスキン
続いてはピッグ、すなわち豚です。
毛穴が大きいため通気性に優れ、且つ柔らかいといった特徴があります。あまり見かけることはありませんが、まれにピッグスキンを前面に推したアイテムも見られます。
ホースレザー
馬革は強度では牛革に劣りますが、柔らかくしなやかな点が魅力です。
中でも臀部から採取されるコードバンは有名で、革靴や鞄、革小物などに使用されます。一頭から採取できる量が僅かのため希少、概して高価になります。革の宝石と称されることも。
革素材を使用したキーホルダー・キーリング リーズナブル編
それではいよいよレザーをデザインに取り入れたおすすめのキーリング・キーホルダーについて見ていきましょう！
まずは比較的お求めやすい価格帯のものからピックアップします。
イルビゾンテ
まずはレザー素材といえばイルビゾンテ。イタリア発のブランドで、おそらく多くの方が見たことがあるであろうバッファローをブランドモチーフにした皮革製品ブランド。
ハンドメイドで丁寧な仕上げが施されたレザーアイテムは、長らく使え、かつ使い込むほどに味のある雰囲気にエイジングする魅力たっぷりの風合い。カラー展開も豊富で、価格は比較的安いのもポイントの1つです。
“ブランド”というよりも、ものの価値としてより重きを置きたい、且つリーズナブルに購入したいという方には特におすすめ。
革：カウレザー ベジタブルタンニンなめし
ベジタブルタンニンなめしとは？
エイジングした風合いを楽しめるなめし方法です。
グレンロイヤル
イギリスはスコットランドに1979年にピーター・パティソン氏によって誕生したグレンロイヤル。
新興ブランドでありながらも、母国英国ではすでにレザーブランド御三家の1つに数えられるほどにまで成長しています。グレンロイヤルも決して価格は高くないにも関わらず、溢れ出る高級感が魅力の1つです。
ブライドルレザーを得意とするブランドとして特に有名です。大人の男性の風格漂うスタイルに。
革：ブライドルレザー
ブライドルレザーとは？
植物タンニンなめしの後にロウ加工を施して、防水性をもたせたレザーを指します。
英国革製品ブランド御三家とは？
グレンロイヤル・エッティンガー・ホワイトハウスコックスを指します。
ハレルヤ
ハレルヤはレザー製品を主軸に展開する国内は大阪のブランドで、高品質なアイテムをリーズナブルな価格で提供しているのがポイント。
日本製の革素材のみを採用したJAPAN FACTORYなど、ハレルヤから派生する別ラインのブランドも展開しています。
モノそのものの価値に軸を置きたい方には特におすすめ。国産という点でも品質は安心できますよね。
革：プルアップレザー
オロビアンコ
イタリア語で「白金」、「貴重なるもの」を意味するオロビアンコ。1996年創業と比較的まだ新しいブランドで、創業から3年後の1999年には日本に上陸しました。
過去にはTAKEO KIKUCHIなど国内ブランドとのコラボも果たしました。いくつかアイテム展開していますが、中でも有名なのはバッグではないでしょうか。
カラフルなトリコロールリボンは見たことがある方も多いかもしれません。イタリアンブランドらしいお洒落なデザインが国内でも人気を博しています。
革：加工レザー （エンボス加工等）
エンボス加工とは？
エンボス加工とはすなわち型押しのこと。細かな装飾模様や立体感を出すことができます。
ヘルツ
国産ブランドのヘルツ。
レザーを使用した鞄をメインに展開しているブランドで、製品はハンドメイドで職人たちによって丁寧につくられています。表情の違う個々のアイテムに感じられる味とレザーの風合いがマッチしてこなれたお洒落な印象に。
普遍的でシンプルな、長らく愛用できる飽きのこないレザーキーホルダーをお探しの方にはうってつけです。
エッティンガー
エッティンガーはグレンロイヤルと同じく英国革製品ブランドの御三家とよばれるレザー製品を得意とするブランド。しかし新興グレンロイヤルとは異なり、創業は1934年と老舗クラス。
日本上陸自体は1999年とかなり後になってからなので、あまりご存知出ない方も多いかもしれませんが、英国王室御用達の証、ロイヤル・ワラントを授かるほどの名門中の名門として知られます。
エッティンガーもブライドルレザーを得意としています。一見モノトーンに見えながらも鮮やかな色使いが魅力です。
革：ブライドルレザー
ロイヤルワラントとは？
ロイヤルワラント Royal Warrant とはすなわち、英国王室御用達を意味するフレーズ。男性なら誰しもが憧れる特別な称号を受けたブランドを指します。
現在イギリスでロイヤルワラントを認定できるのエリザベス女王・エジンバラ公・チャールズ皇太子のみ。
ロイヤルワラントを授かるブランドは公式に王室に認められた由緒正しきブランドなのです。
キプリス
キプリスは株式会社モルフォが1995年、東京は墨田区に立ち上げた高級レザー製品ブランド。キプリスという名は世界で最も美しいとされる蝶類に由来しています。
キプリスの蝶画像
国産ブランドらしい丁寧なつくりで、ハンドメイドにこだわる本格派。
機能美や実用性など、モノとしての良さにポイントを置いたキプリスのレザーアイテムはコスパも抜群と評判。
どんなファッションにおいても違和感のないシンプル且つ普遍的なデザインも魅力です。高い技術力を持った職人達によって紡がれたアイテム達は本物としての品格漂うものばかり。
一度キプリスの魅力にハマれば、キーホルダーのみならず、財布など他のアイテムもキプリスで揃えたくなるでしょう。
革：コードバンほか
ソメスサドル
ソメスサドルは1964年に北海道にて設立された国産ブランド。
例に漏れず馬具を原点に据えたメーカーです。本物を追い求める高い技術力によって支えられ、馬具製造で培った知見をもとにキーホルダーのようなレザー小物へ幅を広げました。
創業以来ハンドメイドを貫くソメスサドルのアイテムは丁寧なつくりでレザーならではのエイジングがしっかりと楽しめる仕様。
ブランドステータスよりも、製品としての価値に重きを置きたい方には特におすすめです。シンプルで普遍的なスタイルはトレンドにも左右されず、長らく使い続けることができるでしょう。
革：ブライドルレザー
ダンヒル
創業1880年と重厚な歴史を誇るダンヒル。イギリスにて誕生したダンヒルは、ロンドンにて当時馬具専門製造卸業として歴史をスタートさせました。以降アパレルアイテムや男性用ファッション小物など幅広く展開。現在ではカルティエを筆頭とするリシュモングループの一員として位置しています。
高級感漂う耐久性のある加工レザーは、革本来のエイジングを楽しむには不向きですが、洗練された都会的ラグジュアリーを堪能するにはもってこいでしょう。
革：加工レザー
ホワイトハウスコックス
英国レザーブランドの御三家、最後はホワイトハウスコックスです。御三家の中では創業1875年と最も歴史ある老舗ブランド。
ホワイトハウスコックスもブライドルレザーを得意としていますが、御三家の中では最も歴史あるブランドですので、むしろホワイトハウスコックスがパイオニアと言えるでしょう。
革素材を使用したキーホルダー・キーリング ハイブランド編
続いてはハイブランド編。用いているレザー素材のクオリティーの高さもさることながら、圧倒的なステータス性を放ちます。
エルメス
老舗ブランドのエルメス。国内はもちろん、世界でも高い人気を誇るエルメスだけに知名度とステータス性は抜群。知らないという方もほとんどいないでしょう。
馬具製品に端を発したエルメスのものづくりは世界でも最高峰レベルのレザーを使い、熟達した職人たちによって仕上げられるという格別なクオリティを誇るに至りました。
多くのラグジュアリーブランドが合併・吸収を続けるなか、独立経営を続ける事ができている稀有なブランドです。もちろんレザーのレベルは最高級。一度手にすれば長らく愛用することができるでしょう。
ルイ・ヴィトン
世界でも最大規模のラグジュアリーブランド巨大企業、LVMHの筆頭格であるルイ・ヴィトン。名実共に最高峰のブランドと言って良いでしょう。
ルイ・ヴィトンを代表するモノグラムやダミエといったパターンは実は我が国日本にインスパイアされて誕生したもの。
そんなモノグラムやダミエをあしらった高級レザーをモチーフにしたキーホルダーが多数展開されています。
ブルガリ
お洒落で高級感漂うイタリアンブランド、ブルガリ。巨大複合企業のLVMHに所属しています。
ブルガリを代表するコレクション、ブルガリ・ブルガリを始め、高級レザーを使用したキーホルダーがいくつか展開されています。もちろん知名度は抜群。ステータス性もばっちりです。
グッチ
ラグジュアリーブランドが所属するケリングの筆頭格であるグッチ。
創業者であるグッチオ・グッチのイニシャルをモチーフにしたダブルGロゴがあしらわれたアイテムを見たことがある方も多いことでしょう。
プラダ
ハイブランド編、最後にご紹介するのはプラダ。プラダもどこに所属することもなく、家族経営を貫く稀有なブランドです。
ハイブランドでありながらも比較的控えめなデザインはシックにスタイルを引き締めてくれることでしょう。アイコンにもなっているトライアングルフォルムのレザーキーホルダーがいくつか展開されています。
まとめ
いかがでしたか？今回は革素材の種類および革素材を使用したキーリング・キーホルダーについて価格の観点から区分けしてご紹介しました！
使えば使うほどに自分色に馴染むレザー製品、長らく使うことを想定するキーリングだからこそ、ピッタリはまりますね！レザーを取り入れたキーリング・キーホルダーをお探しの方に少しでも参考になれば幸いです。
